地上世界の天国と地獄の生
環境の「天国と地獄」
人は環境に属して生きるので、その環境に伴う喜びと苦痛を受けて生きます。だから、どんな人でも良い環境に行くと「天国のようだ」と喜びで生きるし、苦痛と苦しみを受けたら「地獄のようだ」と言います。誰でも環境を作っておいた通りに生きていくのです。だから、霊界にだけ天国と地獄があるのではなく、この地上世界にも「天国のような場所」、「地獄のような場所」があると言えます。
地獄のような環境は作らなければ、そのまま苦労して環境による苦痛を受けますが、良く作れば、天国のような環境になり、喜びを享受して生きるようになります。開発して作っておいて使うことと、作っておかないで使うことは、天国と地獄のような差があるのです。
人間の考えと神様の考えは異なるので、神様の御心と構想通りに作っておいて使ってこそ、環境の天国を作り、地上の天国で神様と主に仕えて喜びで生きて行くようになります。
自分を作ること
環境をそれなりに天国のように作る人は多くても自分自身を天国のように作れずに生きている人が多いです。いくら環境を天国に作っても、私たちが全知全能な神様を信じて愛することをしなければ、満たされず、心の地獄のような虚しい生を生きるようになります。
だから、天国のような環境を作った後には、自分を天国のように作ることが重要です。心は清くし、信仰と愛は堅固で松のように変わらないようにするのです。自分の責任を果たす人、神様の御心通りに憎まず、愛して生きていく人は天国のように生きていきます。全知全能なる神様の御心通りに行なってのみ、各自完全な人に作られ、地上天国を成して生きていくようになります。天国はただ成されることはないので、すべてのことにおいて、もがいて努力することが必要です。
作ったものを管理すること
天国のように自分と環境を作っておいたなら、管理することが重要です。天国のように作った良い環境も管理せずに崩したら、また環境の地獄になるからです。それと同じく信仰も作ったなら、続けて管理しましょう。崩れたならば、自分の地獄になるし、再び立ち上がることが難しいのです。神様は夜も昼もいつも私達を保護して助けてくださるので、毎日祈って、サタンや悪なる人から、天国のように作っておいた自分と環境を守りましょう。
また、天国の人生と環境をつくるまでに、過ぎた日に神様も自分もどれほど苦痛を受けて苦労したのかを考えてこそ、現在の自分と環境の価値を悟って、守って生きるようになります。経緯を忘れたら価値を忘れ、ついには失ってしまうのです。
環境と自分を作ることの責任を果たし、それを管理することで、肉体が地上の天国をつくり、神様の愛の対象となって天国の生を生きていくようになります。また、肉体の行いを通して永遠な霊体は、完全な霊界天国に行くようになるのです。
- 2022年2月6日主日の礼拝
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本文ヤコブの手紙2章26節