悔い改めは救いだ。命のために祈りなさい

イエス様が教えてくださった「愛」

イエス様は<神様の愛>と<兄弟愛>について、新しい時代の最高の戒めを与え、教えてくださいました。マタイによる福音書22章37~40節には、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ。』これがいちばん大切な、第一のいましめである。第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。これらの二つのいましめに律法全体と預言者とがかかっている」と記されています。この愛は「真の愛」であり、<神様とイエス様が私たちを愛するようにする愛>です。

人間がする「天への愛」と「兄弟への愛」

人間が天に向けて捧げるすべての愛は「聖三位とイエス様への愛」です。神様は「神様を最優先に愛して生きること」を望んでおられ、この愛は「アガペ的霊の愛、精神の愛」と言えます。そしてその愛をもって兄弟たちも愛しなさいと命じられています。この愛は、慈しみと平和をもたらし、互いに仲よくし大切にし、助け合い、許し、犠牲になり、忍耐し、保護するものです。さらに、地上で受けた神様の恵みを忘れず、真実の精神的な愛で兄弟を愛し、その愛で隣人のために祈り、真理の御言葉を守って生きることも含まれます。イエス様は「愛について正しく認識して生きなさい」と教えてくださいました。

愛をもって歩む兄弟関係

マタイによる福音書7章3~5節でイエス様は、「自分の目に梁のような欠点があるのに、兄弟の目にある塵のような欠点を指摘し合っている」と仰いました。誰もがまず自分の欠点を認識し、改めることが重要です。イエス様は<兄弟を憎むこと>を「殺人」とまで仰り、その憎しみを言葉や文章で表し相手を誹謗し傷つけることを禁じられました。そのような心は持続せず、結局は自分に報いが返ってきます。
律法では姦淫した女を石で打つことが定められていましたが、イエス様は「愛の子女の法」によって「罪のある者を石で打つな」と教えられました。現代においても、罪の有無にかかわらず、言葉や文章で兄弟を打つなら、その報いは打った本人に返ります。誤解や誹謗をしたなら、必ず間違いを認め、行ないを改めるべきです。またイエス様は「隣人について偽証してはならない」とも仰り、勝手な判断や軽率な言葉を戒められました。

※兄弟:血縁関係を超えた、神様の愛によってつながる絆。

2023年4月9日主日の御言葉
本文
マタイによる福音書4章17節