インタビューの湯

日本一あったかいインタビューの湯_Vol.2

信仰、教会は特別なものではない

ITベンチャー企業社員:小田 誠二さん(仮名)

社会人のときに教会に通うようになり、現在はIT系の会社に勤めている小田さん。信仰をもったきっかけ、信仰をもってからの家族との関係性の変化についてインタビューしました。

きっかけは友人の変化

今日はよろしくお願いします。早速ですが、小田さんは社会人になってから信仰をもち、教会に通うようになりました。そのきっかけを教えてください。

友人が教会に通っていたことがきっかけです。僕は31歳で信仰をもつようになりました。20代の頃の僕は世の中でずっともがいており、仕事をしてもなかなかうまくいっていませんでした。この根本の原因は何かと考え、行き着いた結論が自分の「自己肯定感の低さ」でした。

そこから自己肯定感を上げないと幸せになれないと極端に考えるようになり、自分磨きをするようになりました。ビジネスセミナーに行ったり、副業もやっていましたね。小遣い稼ぎのためでもありましたが、何より目に見える成果が欲しかったんです。私は、まるでRPGのゲームで強力な武器や防具を手に入れることでキャラクターが強くなるように、社会的な肩書や成功を手にすれば自信がもてると信じていました。

そんなもがいた20代。転機は何だったのでしょうか。

はい、先ほど話したように、肩書などの「武器」を手に入れたとしても、世の中にはつねに上を行く人がいますし、また自分の心が満たされず、虚しさだけが大きくなっていきます。この方法では自信のなさという根本的な問題を解決できないのではないかと疑問を抱くようになりました。そのようにもがいていたとき、友人の変化に気づいたんです。そこが分岐点でした。

友人の変化とはどのようなものでしたか。

以前は私と同じように自己肯定感が低く、自分に自信がなかったはずの友人が、あるときから「自分のやりたいことができた」と信念がこもった発言をするようになり、また自身のやりたいことに向けたポジティブな行動を取るようになりました。彼の中に何があったのか、その秘密を知りたくて尋ねたところ、教会に通い始め、聖書の教えを学んでいると聞きました。

最初は「あいつが聖書か〜」と思ったけれど、彼の変化、芯をもって話す姿を目の当たりにし、聖書の話に興味をもちました。そこから聖書を学び始め、祈りを覚え、信仰が芽生え、教会に通うようになりました。

奇跡的な出会いですね。

僕も彼も根は真面目です。だから信頼もできました。そんな彼が聖書の話を教えてくれたのは非常に僕にとって大きかったです。他の人を通じてでは、僕が信仰をもつことは無理だったと思いますね(笑)

信仰をもって、教会に通い始めました。自分の中で変化したことはありますか。

あります。教会で自分自身を受け入れられるようになりました。人の目線ではなく、等身大の自分を受け入れられるようになりましたね。教会に通う前は、弱さは克服すべきものだと思っていましたし、社会を生き抜くには自分で何とかする強さが必要だと思っていました。そして、その価値観が覆る上で、何より「お祈り」が僕にはとても大きかったです。「お祈り」を覚えたことがターニングポイントでした。

どのようなお祈りを捧げていたんですか。

カッコ良いお祈りなんか正直していないです(笑)すがりつくようなお祈りですね。自分の弱さを打ち明け、だんだん自分を愛せるようになってきました。そして、教会の説教も愛があるんです。そうやって愛を満たすことで、自分の弱さを受けいれることができ、それができると弱音を吐けるようになりました。過去の自分は周囲に助けを求めることが苦手で、自分で何とかしなければという思いが強かったんです。でも、今では周囲に助けを求めることができるようになりました。

サウナは霊肉整えてくれる

なるほど。教会は変化できる環境でもあるんですね。小田さんにとって、教会とはどんな場所ですか。

オアシスとも言えると思います。社会が戦場なら、教会はオアシスです。以前は人生に不安を抱えていましたが、今は神様と共にすればなんとかなると思えるようになりました。簡単にいうと、心が平和になりました。そんな神様と出会える場所が教会です。

かなり大きな変化ですね!ちなみに教会以外で神様を感じることはありますか。

僕の生活の一部でもあるサウナです!サウナは信仰に影響すると心から思っています(笑)最初は「脳疲労が取れる」「整う」を体感したくて通い始めました。途中で、サウナはとても静かなので「サウナ、めっちゃ祈れるじゃん!」と気づきました。サウナの中は自分との対話か祈る以外できることがありませんからね。僕にとってサウナは趣味かつ信仰が良くなる場所と言えますね。疲れた社会人には是非おすすめです。

心身だけじゃなく、信仰も整うなんて最高ですね!

特におすすめなのは、温度が熱めで、水風呂は冷たいほど良いですね。冬場でも、主よ!と叫びながら水風呂に入ってますよ(笑)

母と和解させてくれた神様

神様を感じたエピソードが様々にある小田さんですが、今までで一番神様を感じたエピソードを教えてください。

2つあります。1つは仕事、そしてもう1つは母親との和解です。

私は2020年に転職して今の会社に入社しました。私が入社して、すぐに上司が辞めてしまいました。ベンチャー企業ということもあり人員不足が常の状態でしたので、自分の未経験の業務も積極的にやらないと乗り越えられない状況にありました。採用面接、社員教育やオフィス移転など手探りの状態で色々な業務を行いましたが、想像以上に過酷でした。

そのときは神様にすがるしかありませんでした。「神様、経験もない業務をどう進めれば良いでしょうか?」、「マンパワーが足りません!」とか切実に求めていたのを今でも覚えています。祈りと同時に、状況は徐々に好転していきました。優秀なマネージャーを採用できて、当初3名だった部署が、今では25名ほどの組織になり、一人で過剰に頑張らなくても良い環境が整いました。神様が共にしている感覚を味わうしかない経験でしたね。

もう1つ神様を感じたエピソードを挙げます。それは母親との和解です。自分の自信のなさは母親と関係していました。僕は母に性格が似ているし、母も自信がもてない人でした。私は幼い頃から母に同級生たちとよく比較され、「ウチの子どもたちは私に似て内気で駄目ね」とよく言われていて、自ずと僕は「僕は内気なんだ」「内気なのはダメなんだ」と受け取るようになり、これが原因で長い間、自分に自信をもつことができませんでした。10代の頃は周囲に「お前、内気だね」と言われるのが本当に嫌でしたね(笑)

でも、信仰をもち、教会に通うことで徐々に自分自身を受け入れることができるようになってきました。そして、母親への意識も変わっていきました。母親への苦手意識も無くしたいと思うようになり、教会で愛の説教を聞いていて、母親に愛を伝えたいと思うようになりました。そこで、「母親と対話できますように」とお祈りをするようになりました。

あるとき、実家に帰り、対話する機会を作ることができました。僕は母に「自分は小さいとき、母さんからかけられた言葉が苦しくつらかった。でも、育ててくれてありがとう。愛しています」と伝えました。そうすると、母親も自分に自信がなかったからあんな発言をしてしまったと打ち明けてくれました。私は母の話を聞いて、親も完璧ではなく、自信がない中で悩みながらも子育てをしてくれたことをはじめて理解しました。

さらに母は「本当は抱きしめてあげたかった」とも言ってくれました。普段の母親なら絶対言わないことです。そのとき僕は神様が働かれたことを強く感じました。お祈りの中で、「母親を通して、神様の愛を感じたい」とも祈っていましたから。今では、母と和解し、母への苦手意識もありません。この出来事で「神様はすぐそばにいる」と確信し、僕の信仰はさらに強くなったことを覚えています。

教会から親との関係性も変わり、問題も解け、最後は神様も感じるという素晴らしい体験ですね。ありがとうございます。これが最後の質問です。このインタビューはホームページに掲載予定ですが、インタビュー記事を読んだ人に一言お願いします。

信仰をもつことは特別じゃない、教会に通うことは特別じゃないと僕は言いたいです。私自身は信仰をもつ前は教会や信仰は特別なものだと思っていました。クリスチャンだから、ミッション系の学校出身だから行く場所だと思っていました。でも、私の親はクリスチャンでもないし、私が通った大学もミッション系ではありません。信仰や教会とゆかりがなかった人が、今は教会に通い、信仰をもっています。だからこそ言いたいです。「信仰をもつことは普通だよ」と。信仰に年齢も性別も関係ありませんから。

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