インタビューの湯

日本一あったかいインタビューの湯_Vol.4

愛を受けてきたからこそ愛の文化を継承したい

高校生:山本慎太郎さん(仮名)

信仰と共に楽しむスクールライフ

今日はよろしくお願いします。高校生の慎太郎さん、今楽しいことはなんですか。

楽しいことはいっぱいありますが……まず1つ目は、教会でサッカーチームに所属しているので、そこでのサッカーは楽しいですね!元々サッカーをやっていたこともありますが、この間も大きな大会に出たりして、いろんな世代の人と一緒にできるのは楽しいです。

2つ目は野球ですね。僕は野球も大好きで、何より大谷翔平のファンですので……(笑)国内のプロ野球も好きだし、大リーグも好きですね。

3つ目は子どもと関わるボランティアです。僕は弟もいるためか年下の面倒を見るのが好きで、子どもが好きです。今は、子ども向けの企画を立ち上げ、運営するボランティアに所属し、子どもたちと接しているのがとても楽しいです。また、最近では他の団体からも声がかかり、いろんな人たちとコラボして活動できることにワクワクしています。こういうボランティアは大学生になっても続けていきたいですね。

すごいエンジョイしてますね!ちなみに、今大学生の話が出ましたけど、慎太郎さんは4月から大学生になります。今描いているキャンパスライフとかありますか?

大学では音楽系の活動をしたいと思っています。小さい時から賛美を聴いていて、とても賛美が好きでした。家のPCでずっと聴いていましたね。ゴスペルサークルなのか、別のサークルなのかわからないですけど音楽には携わってみたいなと思っています。

信仰生活とは主体的であるべき

スポーツかと思いきや、音楽なんですね。慎太郎さんはご両親が信仰を持っているから、小さい時から賛美がそばにあったんだと思います。ちなみに、自身ではいつから自分に信仰が芽生えたなと思っていますか?

う〜ん……正直覚えていないですが(笑)小さい時から親と一緒にお祈りはしていました。食事する時や寝る前など。でも、自主的になったのは、中学生の時からな気がします。中学生くらいになると、物事を自分で考えられるようになりますよね。そうすると、「欲しい」という自分に対するお祈りだけじゃなく、誰かのために対するお祈りができるようになると思うんです。それが、信仰が芽生えた時なのかなと思います。

中学生から利他的なお祈り……すごい!(笑)ご両親の教育方針がとても気になるんですけど、ご両親とはよく話しますか?

もちろん話しますよ。もやもやしたり、イライラしたりすることとかはお母さんによく話しますね。ストレスのはけ口みたいになっていますけど(笑)お父さんには3、4歳の時に「人に優しくしなきゃダメだ」と言われたことをとてもよく覚えています。そこから人の嫌がることをするのはやめようと思っています。それ以外は……放任主義ですね(笑)

放任主義!そうなんですね!

そうですね。礼拝は基本出ていますが、試験前とか勉強しなきゃいけない時もあります。そういう時は自分で今日は礼拝を休もうとか判断していますけど、それについて何か言われたりしたことは一度もないです。

素晴らしい……!では、そんな伸び伸び育ってきた慎太郎さんが今までで神様を1番感じた体験を是非教えてください。

2019年、中学2年生の時に牧師先生とサッカーを一緒にした時です。あの時、一番神様を感じました。海外でサッカーをしたのですが、牧師先生がフォワード、そして僕はトップ下のポジションでした。当然、トップ下なので牧師先生に良いアシストをするのが僕の役割ですよね。でも……全然うまくいかなかった!牧師先生が別の選手からのアシストで点を取っても、僕は一人申し訳ないという気持ちが強かったです。ハイタッチすら申し訳なかったですね(笑)

その時、グラウンドでプレーしながら神様、聖霊様を呼んでめっちゃ祈りました。そしたら、ディフェンスラインから浮き玉のボールが来て、僕は感動のままダイレクトで牧師先生にパスを出しました。そしたら、見事牧師先生の足におさまり、そのまま牧師先生の点に結びつきました。あの時は本当に嬉しかったです!その時、ハイタッチして牧師先生と目が合ったことは今でも覚えています。そして、あのダイレクトパスはお祈りしたからできたと確信していますね。

祈ったからこそ、自分だけが分かる神様の御働きはありますよね。逆に、信仰を持っているからこそもがいたこととかありますか?

小学生くらいの時はもがきましたね。周囲に自分と同じく信仰を持っている人が学校の中ではなかなかいないわけですから。でも……今はもう慣れましたね(笑)日本では信仰とか宗教とかに抵抗ある人がいるのはよくわかっています。その状況にも慣れた気がします。学校で仲の良い友達はたくさんいます。でも、自分が信仰を持っていることを話しているわけではないです。ただ、話しちゃいけないとも思っていません。日曜日に教会で礼拝を捧げていることも言っていませんが、言っても良いかなと思うときもあります。一方で、同じく教会に通っている高校生や先輩方には全て打ちあけているので、そういった点では高校の友達と教会の友達との接し方で若干の違いはあるかなと思いますけど。

教会の「愛の文化」をこれからも築きたい

高校生ながら達観してますね〜!慎太郎さんにとって教会とはどんな存在ですか。

教会のメンバーは「家族」です。僕は、0歳から教会に通うお兄さんお姉さんに囲まれて愛を受けて育ってきました。同時に、同じ学年の友達にも教会で恵まれました。こんなに色々な人に繋がって愛を受けている人はいないんじゃないかなと自分では思っています(笑)

これは教会の人たちに確実に伝えましょう。では、残り二つの質問でインタビューを締めくくろうと思います。まず、一つ目は、慎太郎さんが信仰をまだ持っていない高校生に伝えるとしたら、何を伝えたいですか。

そうですね……2つ、伝えたいことがあります。1つ目が「信仰を持っている人は普通だよ」ということです。むしろ、良い人ばっかりです(笑)僕はまだ社会の人と多く接した機会がある訳ではありません。それでも今まで色々な人に接してきた僕が思うのは、教会に通っている人が人格が一番良いです。これは間違いない。2つ目が「信仰は解決してくれる」ということです。生きていく中で、信仰を持っていようといまいと悩むこと、上手くいかないことは当然あります。そしてその悩みや上手くいかない状況をそのまま受け入れざるを得ない時があると思います。

僕は学校の国語の授業でそのことについて学びました。『伊豆の踊り子』という小説を題材に取り扱った授業だったんですけど、その物語の中で、差別される旅芸人、中風のおじいさんなどが登場するんですけど、そういうような「自分ではどうしようもできないこと、運命」に対して「受け入れること」がある意味大人になることだ、っていうものだったんですよね。だから、受け入れないといけないんですけど、それってやっぱり辛いことだなと。

けれど、「信仰を持つ」ことで、そのような「自分ではどうしようもない事を受け入れなければならない」というような”ままならなさ”が根本的になくなるので、悩み事などがとても少なくなるし、あっても小さいもので済む気がしています。

なぜなら、信仰とは実体的なものだからです。信仰は全て繋がって考えることができるからです。もっと具体的にいうと、神様について考えることで、そこから派生して生活での悩みなども解くことができるのです。なぜなら、全ては繋がっているから。そう考えられると、心身ともにストレスは減りますし、とても生きやすいと思いますね。

なるほど。信仰は目に見えないものを信じることではあるけれども、一方で実体的な面も持っているということですね。確かにそうですね。では最後の質問です。主真愛教会のテーマは「日本一あったかい教会」です。慎太郎さんにとって「あったかい」とは何ですか?

聖書の聖句でいうと「隣人を愛しなさい」。これに尽きると思います。みんなでサッカーをしたり、お風呂に行ったり…僕は教会の様々な活動に参加してきましたけど、いつもみんながお互いに関心を持ってきました。それによって、この聖句が成されていると思うし、それが「あったかい」ことなんだと思います。そういう良い文化をこれから僕も築いていきたいと考えています。 

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